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がくミク

超すきなんです。

ぽちぽちと携帯で打ち続けたら小話が出来たのでこっそり上げ。

いつオリキャラ更新しよう。

・・・とりあえず続きからどうぞ。

自給自足の自己満足なので読み手のことは考えてません←

――― ――― ―――

「すてきなうたでござるな、ミクどの」

私にそう笑いかけたのは、つい最近近所に越してきた神威がくぽさんだった。   

[tundere]   

「…ありがとう」

内心は少し嬉しかったけれど、私の表情はソレとは別で、ふてぶてしく素っ気なかった。

「本当のことを言ったまで。礼など必要ござらん」 

「・・・・・・・・・」   

彼は本当に最近近所に越してきた人。

引っ越してからすぐに、なすを山のように持って、私たちの家を訪問していった。 

最初は私も普通―少し変な人だとは思ったけれど―の人だなと印象づけていた。 

・・・だけど。

向こうとこちらの簡単な自己紹介の最後。

私の名前をお兄ちゃんが紹介したところで 

「おぉ・・・これは。ミクどのとおっしゃるでござるか。

なんと美しいお方。是非とも生涯私と共になす畑を作っていただきたい」 

初対面でそんなことを言われては引かざるを得なかった。

まわりにいたお兄ちゃんやお姉ちゃん、従姉弟たちが一斉に吹き出した。 

言っていることを何とか解釈すると、どうやら一目惚れしたので私につきあって欲しいと言っているようだったが、 

「あの・・・私、好きな人がいますから  ・・・なすも作る気はありません」   

私はばっさり言った。  お兄ちゃんを含むみんなが騒いで色々言ったけれど、私の意見は揺らがない。

私が好きなのは、お兄ちゃんだから。   

「なんと・・・それは、残念な・・・ いやしかし、私はあきらめないでござる。

・・・こんなに人に心を惹かれたのは初めてでござる。きっといつか、振り向かせてさしあげる」 

彼は本当に残念そうな顔をしてから、すぐに笑って言った。 

そしてその日はそのまま笑いながら帰って行った。    

それから数日、私も、彼もそれぞれたくさんの曲を歌わせてもらっていて、忙しく過ごしていた。 

その少しの時間の合間を見つける度、彼はわざわざ私の元へきて、そっと笑いかけた。 

『素敵なうたでござるなミクどの』

と。      

「・・・本当にそう思ってるんですか?」   

私の顔が素っ気ないのは、会う度言われるその言葉が胡散臭くてしょうがなかったから。 

どんな曲を歌っていても彼はそういうのだ。   

それはもちろん私は素敵な歌ばかり歌わせてもらっているとは思うけれど。

お兄ちゃんに比べれば。 

嫌みっぽい私のせりふは彼の笑顔にいとも簡単に呑まれていく。 

「もちろんでござる」

「・・・そう」   

最初にしゃべったときからわかってた。

・・・この人と話していると、私は、いつもの私じゃなくなる。 

なんだかへそが曲がってしまう。 何故だかは、全くわかならい。 

「・・・だがしかし、このあいだうたっていたうたがいちばん素敵だったと思うのでござる」 

彼は目を細めながら、ぽつりと言う。 

それで初めて、

『あぁ、この人もさすがに何でも良いというわけではないんだなぁ』と思った。 

そして彼は歌いだす。   

「 ~ ~ ・・・  」

「!」   

綺麗な低音。

それは、たしかに私も気に入って、まだ短い期間だけれども何度も歌いこんできた曲。 

でも・・・ 

驚いた。 

少し口ずさむだけでこんなに綺麗な音が出るなんて。 

すぐに彼は音を出すのをやめたけれど、私は無意識に、まだ聞いていたい、止めないで欲しいと思っていた。

彼はふ、と小さく息を吐き出す。 

「・・・やはり、ミクどのの音にはかなわないでござる」   

そんなことをいって、参った、という顔をしながら苦笑する。   

「・・・ぜっ、全然!」 

私は大きな声を出していた。

自分で驚いている。 

彼も小さく驚いていて、

「え?」とつぶやいた。

・・・何を言っているんだろう、私は・・・と思いながら、続きを言わざるを得ない。 

「あ・・・!いや・・・、だっ、だって・・・今、すごくキレイな音がっ! ・・・出て、いた・・・から」 

いいながら、私の声量は段々と下がる。

本当にこの人の前では私はいつも通りの私になれない。 

他の人が相手なら、思ったことをはっきりと言えるのに。 

このひとの、まえでは。   

「・・・・・・・・・」

まだびっくりしている彼は言葉を紡ぎ出そうとしない。   

「あ、えっと・・・あの、あの・・・」 

顔をそらさないでいられない私に、彼の声が降りかかる。 

「ほ、本当でござるか!?」

その声は明らかに興奮を含んでいる。 

「・・・・・・っ」 

私は答えない。

恥ずかしくなって答えられなかった。 

「・・・・・・み、ミクどの?」   

私が無言でいると、不安になったのか悲しそうな声が出る。   

―わかりやすい、ひと。― 

「・・・今度、もっと歌ってみるといい、と思う・・・思い、ます」 

ぼそりと私は言う。   

「・・・そう、でござるか。・・・わかったでござる。」   

そう言った彼の声は落ち着きを取り戻していた。

私はそーっと彼の方に顔を向き直す。すると、

「・・・このうたは、もっと練習するでござる。  ミクどのに喜んでもらえるように・・・」 

とびきり優しく微笑まれた。 

「・・・・・・っ!」 

さらに、恥ずかしくて驚いた私の顔を見て、楽しそうに笑った。 

「・・・べ!別に!歌って欲しいって言ったわけじゃないですから・・・!」 

私は完全に顔の全体が紅潮していた。

顔が熱い。 

なんだかすごく悔しかった。    

そんな恥ずかしい空気の時間が少したってから、 

「・・・私は、ミクどのに歌って欲しいと言われるように、がんばってきたのでござる」

静かに彼が語り出す。

あれ、とおもった。 

こんなにこの人と話したのは今日が初めてだった。

今まではそんなに言葉を交わさないようにしていたから。 

「だから・・・今日はすごく嬉しいのでござる。やった、でござるよ」 

そういって楽しげに笑う彼を見て思う。

誰かに似てる気がする。

わかりやすい態度と優しい微笑み、

・・・笑顔。  それは、私の最愛の・・・・・・。

「・・・今度は一緒に歌えると嬉しいでござる」   

「・・・・・・・・・うん」 

思わず返事をしてしまう。

わたしは、いつのまにかこの人と歌ってみたくなっていた。 

彼は私の返事を聞いて、嬉しそうにうなずくと、

「それじゃあ、また会う日まで達者で。」 

少し寂しそうな色の瞳でそう言うと、すっと踵を返し、振り向くことなく歩いていってしまった。 

頭がぼーっとしていた。   

今日は私の中の何かが変わった気がする。 

具体的に何かは説明できないけれど・・・ 

それでも確実に、何か。   

今度会うときはどんな話をするだろう? 

いつ一緒に歌える日が来るのだろう?   

そんな意識が、頭全体に、とても薄くだがかかっていた。   

私は、    

「 ~ ~ ・・・ 」   

がくぽさんがすきだと言ったあの曲を口ずさみながら家路についた。          

その日の晩。

「あれ、ミク姉ぼーっとしてるけどどうかしたの?」

「なんかあったらしーよ」

「ふっふーん。私は一部始終見てたわよ。あの子またがくぽさんに口説かれてたのよ。この近所で。」

「な、なんだってー!?くそうまたあいつはうちのミクに」

「はいはいカイト兄ちゃんは黙った黙った」

「でねでね、私が見る限りあの子は…」

「「「あのこは?」」」

「ツンデレね」

  「「「そ、そーだったのか…」」」

おわれ。

最後は他の兄弟です。

よく考えたらボカロ創作物は初めて。

基本カイメイでレンリンでがくミクです。

がくぽのダンシング☆サムライと疾風は神曲。

がくぽが気に入って口ずさんだのは「LastNight,GoodNight」なつもり。

ランキングにずっとあったから。

ミクはがくぽにだけツンデレ。みんな思ってると思うけど。

もうがくミク、がくぽ、ダンシング☆サムライ&疾風が好きすぎて死にそうです。

疾風のがくミク具合が美味しすぎる。

疾風を題材にした小話も打ってるところですが、完成するかどうかやしい・・・

ダンシングと疾風はカラオケに入るといいとおもうよ。マジで。

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